太明コラム

もしもの備えは大丈夫?【防災情報編】

古くは関東大震災から、阪神淡路大震災、東日本大震災、近年の未曾有の台風被害など数多くの大災害に見舞われてきた日本人は基本的に防災意識が高く、特に東日本大震災以降は、どの家庭にも「非常袋」が常備されるようになってきました。

今では当たり前のように存在する「非常袋」ですが、中身は本当に「非常時に耐えられる備え」がされているのでしょうか?
こちらの記事では、台風接近時を想定した避難時の防災情報などについてまとめてみました。

非常袋などの備えも大切ですが「防災情報」も大切な備えです。
ピンチを切り抜けられる防災情報を知っておくことも大切です。

養生テープが売り切れ…?そんな時のお助けアイテムを紹介

「台風の時には窓に養生テープを貼る」という言葉が独り歩きし、台風直前になると養生テープが売り切れる現象が起こるようになってしまいました。

窓の保護には、まず「雨戸を締めること」を前提とした上で「養生テープは割れた窓の飛散防止」を目的としたものであり窓が割れないわけではない、ということを熟知しておくことがポイントです。
とはいえ、割れた窓の飛散防止も大切な台風対策ですので、養生テープの代わりとなる対策をご紹介します。

・布テープ
比較的跡が残りにくい布テープが代用品としておすすめです。残りにくいとはいえ、長く貼っていればいるほど跡が残りやすくなるため、台風が過ぎたらすぐはがすのがコツです。

・梱包用テープ
梱包用の透明度の高いテープです。切りにくいのが難点ですが、はがしやすくて便利とSNSで話題となっていました。

・外に段ボール内にサランラップ
外側に段ボール、内側にサランラップを貼ると、外からの風の影響をやわらげ、万が一割れてもサランラップで飛散防止となるので効果的とのことです。

家族の中で防災意識を高めておく

台風直前ではなく、家族間での防災意識を高めておくといざというときに迷わず行動がとれます。
日頃から以下のような内容を話題にしておきましょう。

・避難場所、避難経路の確認
・非常袋の置き場所、持ち運ぶ人
・外出時の被災時の集合場所
・家族とバラバラになった時の連絡方法
・家の中で安全な場所を確認しておく
・災害時にどのような被害が想定されるかを共通認識しておく

避難する時の新型コロナウイルス対策は?

避難所へ向かうことなった時、気になるのは避難先での新型コロナウイルス対策です。
避難する時に、どのようなことを気を付ければよいのでしょうか?

・分散避難の奨励
これまでは自治体が指定した公民館や学校の体育館などが避難先となっていましたが、新型コロナウイルス感染症が収束していない今、政府は「分散避難」を呼び掛けています。

分散避難とは、避難所で密になることを防ぐために、ホテルや知人宅、車中泊などに分散して避難することを指します。
無理に避難しなくても、自宅での安全が確保できれば「在宅避難」という選択もあります。

・避難する時に持ち出す感染症防止アイテム
災害から自分の身を守るだけでなく、新型コロナウイルス感染症からも身を守らなくてはなりません。
避難する場合は、以下のアイテムを忘れずに持ち出すようにしましょう。

●マスク
●体温計
●アルコール消毒液またはウエットティッシュ
マスクの備蓄が心細いばあいは、タオルや手ぬぐい、バンダナなどでも代用できますので、一緒に用意しておきましょう。

 

災害備蓄と防災情報編のまとめ

災害備蓄と防災情報のまとめは以下の通りです。

・非常袋の中身はリストアップしてあらかじめう用意しておく
・非常袋は食用品と日用品に分けることもおすすめ
・養生テープが売り切れでも布テープや梱包用テープでも代用可能
・家族間で防災意識を高めておく
・分散避難や在宅避難も検討する
・新型コロナウイルス対策も忘れずに

災害は毎年起こる可能性があるという危機意識を持ち、備蓄のチェックや最新防災情報を常に把握しておくことが「もしも」の時に役立ちます。

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