太明コラム

梅雨の時期こそしっかりお手入れ 窓サッシのお掃除術【前編】

毎年毎年、げんなりしてしまうほどの蒸し暑さが続く梅雨のシーズンは、家にもダメージを与えます。
特に、外気の影響を受けやすい窓やサッシ部分は、汚れや湿気などでカビが生えてしまう危険性があります。
いつ雨が降るか分からないこの時期、窓サッシのお掃除をしても大丈夫なのでしょうか?
実は、梅雨のこの時期はお掃除にピッタリな時期ともいわれているのです。
梅雨の時期こそしっかりお手入れしたい、窓サッシのお掃除術をご紹介します。

窓サッシ汚れの原因

窓サッシが汚れる原因は、外から入り込む土やホコリ、目に見えない花粉や排気ガスの粉塵、室内のホコリ、糸くずなどです。
サッシの構造上、どうしても汚れがたまりやすく、自然に解消されることはありません。乾いたホコリも雨に打たれて泥になってこびりつき、時間経過とともに落ちにくくなってきます。

掃除しているのになぜかサッシが汚れてしまう、という話もよく聞きますが、それは窓掃除をした時の洗剤の残りが原因です。
梅雨時は特に窓に結露が出やすくなりますが、窓の結露を放っておくと、水分が窓を伝ってサッシにたまり、黒カビが生えやすくなります。

黒カビは家の天敵。気づくと網戸やカーテンにもびっしり生え、家族の健康にも影響を及ぼすので、早めの処理が必要です。

窓サッシの種類

掃除をする前に、自宅の窓サッシがどのような種類や素材で出来ているのかを確認する必要があります。
ここでは窓サッシの種類についてご紹介します。

・木製サッシ
昔ながらの家に多いサッシが木製サッシです。
木製サッシは素材が「木」ですので、水に弱いという特性があり、こまめにお手入れをしないと劣化が早くなってしまいます。
日本に多い無塗装サッシは、はたきや掃除機などでホコリを取り除き、固く絞った雑巾で丁寧に拭き取ることがポイントです。
雑巾には柔らかい布を使用しましょう。

・アルミサッシ
傷みにくい素材と言われているアルミサッシですが、掃除せずに汚れを放置しておくと、腐食する恐れがあります。
特に潮風のような塩分や砂などが付いたままだと腐食の進行が早くなるので注意が必要です。
掃除には家庭用洗剤を使用するこが可能で、歯ブラシスポンジを使用するとより効果的。ただし硬い素材だと傷がつきやすいので、柔らかいブラシを選んでください。

・樹脂サッシ
樹脂サッシは柔らかい素材が特徴です。
砂やホコリに弱く、すぐに傷がついてしまいます。外気の影響にも弱く、こまめなお掃除必要です。掃除をせず放置すると変色してしまうので注意が必要です。
中性洗剤と柔らかいブラシやスポンジで掃除をすることがおすすめです。

・複合サッシ
複合サッシは木製サッシ、アルミサッシ、樹脂サッシのいいところをとった複合素材サッシです。
断熱性高く、耐久性や対候性にも優れ、防火性、防錆性もあるマルチ対応なサッシということで注目されています。
しかし、唯一の弱点が結露ですので、水分はこまめに拭き取りましょう。

さて、次回は窓サッシお掃除術です!

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