どうして部屋は暑くなるのか?
常に太陽の光にさらされてる外の世界が猛暑となるのは理解できますが、屋根があり、壁などで囲われている室内がどうして暑くなるのでしょうか?
その理由は単純で「建物が太陽の熱を吸収するから」です。
太陽の熱を建物の建材が吸収し、それを家の中に放熱をするので、太陽が照り付けて外気温が上昇すると、一緒に室内の温度も上昇するのです。
そして「熱」というものは「高い所から低いところへ移る」という性質を持っています。
この場合、建材が吸収した熱は、外気より低い温度である室内へと放熱するのが自然な流れとなります。
このような理由で家の中であっても室内は「暑い」と感じることがあるのです。
暑くなる部屋の特徴とは?
家の中が暑くなる理由は前述した通りですが、それだけではなく、室内の温度が上昇してしまう部屋には特徴があります。
例えば、鉄筋コンクリートでできたRC構造のマンションやアパートなどの集合住宅がそれです。
集合住宅は、気密性の高さが特徴ですが、ワンフロアに部屋がたくさんあるので、窓が一方向しか取れず、通気性で必須な「風の通り道」を確保できません。
よって、太陽が照り付ける季節になると、その熱を建物全体で吸収し、暑い空気がフロア全体の気温を上昇させてしまうのです。
特に最上階の部屋は、建物+屋根で吸収した熱が拡散されてしまうので、気温がなかなか下がらない、というデメリットがあります。
また、窓からの直射日光による気温の上昇もあるので、窓の大きな部屋も暑くなりやすい部屋の特徴です。
では、暑さ対策をする効果的な方法はあるのでしょうか?
後編でお伝えさせていただきます!
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