太明コラム

家を守る!「自宅のメンテナンス」~家を長持ちさせるためのポイント【後編】~

新築の家は外装も内装もピカピカで、まるで夢のような住み心地ですが、それも数年の話。
常に雨風にさらされ外装が汚れ、家の中では日々の暮らしにる内装の劣化が進んでいきます。
何もしなければ家はあっという間に劣化してしまい、気づけば手に負えないことになっているケースも少なくありません。
家を守るためには自分で自宅のメンテナンスをする必要があります。
一日でも家を長持ちさせるためのポイントなどをご紹介します。

長持ちさせる7つのポイントを伝授!

ではここで、家を長持ちさせるための7つのポイントをご紹介します。

(1)自分の家に関心を持つ

まずは何よりも自分の住んでいる家に関心を持つことです。
家の構造はもちろん、どんなタイプの窓を使っているか、床や壁の素材は何かなどを知っておくことで、それに合った適切なお手入れをすることができます。

素材に合わない洗剤を使用すると、却って劣化を引き起こしかねないので「我が家はどんな素材を使っているんだろう」「どこのメーカーの機材を使用しているんだろう」という点に関心をもってください。

(2)定期的にメンテナンスをする

家が新築の状態だと、アフターケアの範囲で一か月、六か月、一年、二年と定期的なメンテナンスが実施されますが、アフターケアサービスが切れるとそれもなくなり、定期的な点検をしなくなることが一般的です。
わざわざ有償のメンテナンスをすることはない、と思う人も多いですが、定期メンテナンスは不具合の早期発見にもつながりますので、実施することをおすすめします。

またメンテナンスをしたら記録を残しておくようにしておきましょう。ハウスメーカーや不動産業者によっては、メンテナンス情報を業者と共有できるシステムを活用しているケースもあるので、なるべく記録を残し、記憶に頼らず済むような修理計画などに生かしてください。

(3)常に通気性を良くする

家に湿気は天敵です。
どんなに通気性のいい窓や外壁であっても、意識して湿気をため込まないような心配りが必要です。
通気性を良くするはずの場所が荷物でふさがれていたり、隣の家と距離が近かったりなどの外的要因で通気性が悪かったりなど、家の機能だけではフォローしきれない分もあります。そんな通気性の悪さをカバーするためにも、こまめな除湿が必要となります。

(4)害虫の発生を防ぎ侵入を阻止する

害虫は窓からの侵入やキッチンに発生すると思われがちですが、実は花壇や植え込みの土から侵入するケースもあります。
例えば、花壇の土は、知らないうちに家の土台の上などにかぶることがあります。そのわずかな土でも害虫が土を伝い、家の中に入りやすくなってしまうのです。
植え込みの樹木周りの雑草を放置すると、湿気の多い場所として害虫が好む場所となり、家に侵入しやすくなります。
これを防ぐためにも、雑草や伸びた枝は排除し、すっきりした庭周りを心がけましょう。

(5)かかりつけを見つけておく

人間でもかかりつけの医者を見つけておくと一安心ですが、それは家も同じです。
メンテナンスや修理のことを何でも相談できる、ハウスメーカーや工務店があれば一安心です。
行きずりの業者に慌ててお願いすると、足元を見て高額な修理費を請求するケースや、整備不良でも取り合ってもらえず泣き寝入りなどというケースもあります。
大切な家を守るためには、まず、信頼できる「家のお医者さん」を見つけて、日頃からなんでも相談しておくと、いざというととき頼りになります。

(6)長期的な修繕計画を立てる

新築の頃から修繕の事はなかなか考えにくいですが、長期的な修繕計画を立てることは、家を長持ちさせる第一歩でもあります。
一戸建ての家は丈夫そうに見えて実はマンションよりも劣化が激しく、維持するには維持費も相応にかかります。
ハウスメーカーや工務店に相談し、最初にメンテナンスが必要となる箇所はどこか、家のどの部分に弱点があるかなどを確認し、目安だけでもいいので長期的な修繕計画を立てましょう。

(7)早めに修繕する

小さな傷でも放置すれば大きな傷へ広がります。
人間の擦り傷はすぐに治りますが、建物は自分で修復する力はありません。
小さな傷は劣化しやすくなるので、ヒビの入ったものなどは、破損への道へまっしぐらです。
壊れて交換となる前に、小さな傷や修繕箇所を見つけたら、早めに修繕することも長持ちのポイントです。

家を長持ちさせるためのポイントまとめ

家を長持ちさせるためのポイントを以下にまとめました。

・家はこまめにメンテナンスする
・修繕費用を積み立てしておく
・自宅に関心を持つ
・小さな箇所でも早めに修理にとりかかる

一生モノだからこそ、長く快適に住みたい我が家。
こまめにメンテナンスを行い、家も家族の一員のように大切に扱って、家を長持ちさせましょう。

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