太明コラム

家を守るウイルス撃退掃除術【前編】

新型コロナウイルス感染症予防で緊急事態宣言が発令されて以降、STAYHOME週間として自宅で過ごされている方も多いのではないでしょうか?
休業要請、出勤制限、在宅ワーク、臨時休業、様々な理由でSTAYHOMEを余儀なくされていることと思います。

外出を自粛しているとはいえ、日々の買い物や息抜きの散歩などは許容されており、家の外に出る機会も全くないわけではありません。
つまり、ウイルスの脅威はいつどこに迫っているか分からない状況にあり、日頃からウイルスを持ち込まないように意識して生活をする必要があります。
家を守るためにやっておきたい、ウイルス撃退掃除術をご紹介します。

こちらの記事(前編)では、「家の中に潜むウイルス」「消毒液使用時の注意点」「消毒液が無い時の作り方」についてご紹介します。

家の中に潜むウイルス

新型コロナウイルス感染症はウイスルによって感染する病気です。
「飛沫感染」と「接触感染」が感染ルートと言われています。

・「飛沫感染」

感染者がくしゃみや咳などをしたときにウイルスが放出され、その飛沫を口や鼻から吸いこむと感染するルートを「飛沫感染」と言います。
人が密接する「三密状態」となると感染リスクが高まります。

・「接触感染」

感染者がマスクをせずに、くしゃみや咳を手で押さえ、そのままドアノブや取っ手、手すりなどに触れ、ウイルスが付着した状態で他人が触ると感染するルートを「接触感染」と言います。
電車のつり革や、エレベーターのボタンなどで感染する可能性があるとされています。

家の中で注意をしたいのは「接触感染しやすい場所」です。ドアノブや冷蔵庫の取っ手などの目につきやすいところはもちろんですが、メガネやバッグなど外から一緒に持ち帰った小物類にもウイルスが付着している可能性があります。
また家に持ち込まれウイスルは、家の中のホコリにその身を潜めますので、ホコリのたまりやすい場所は要注意です。
これらのウイルスはアルコール消毒液によって撃退します。

消毒液使用時の注意点

アルコールを使用する時は濃度70%から80%の消毒用アルコールを使用します。誤った使い方をするとウイルス撃退の効果を得られないので、以下の点に注意して使用します。

①使用前に汚れを取る

アルコール消毒を使用する場所に油やホコリなどの汚れが付着している場合、アルコールの殺菌の効力が薄れます。まずは住宅用洗剤を使って汚れを拭き取ってから、アルコール消毒をします。

②水気はNG

水気を含んでいると、アルコールの濃度が薄まり、せっかくの殺菌力が弱まってしまいます。汚れた箇所を拭き取った後など、水分が残っている場合がありますので、乾いた布やペーパーなどで水気を拭き取ってからアルコールを使用しましょう。

③デリケートな素材に注意

消毒用アルコールは殺菌力に優れていますが、塗装面や皮革製品、スチール製品などに使用すると材質が変化する恐れがあります。
消毒用アルコールを使いたい場合は、使用する素材とアルコールとの相性を確認してください。

消毒液が無い時の作り方

市場では消毒用アルコールが入手しにくい状況ですが、ドアノブや手すりの消毒には次亜塩素酸ナトリウム等の塩素系漂白剤も有効です。
市販の塩素系漂白剤(次亜塩素ナトリウム)の濃度を0.05%に薄めて使用します。

商品パッケージやメーカーのホームページに使用方法が記載されているので自作する際は必ず確認するようにしましょう。
消毒液を作成するの注意点は以下の通りです。

・家事用のゴム手袋を使用する
・作成時に必ず換気をする
・他の薬品と混ぜないこと
・金属は腐食することがある

次亜塩素ナトリウムは新型コロナウイルスだけでなく、ノロウイルスにも有効なので、通年で使用できるメリットがあります。

後編では「感染症予防のための掃除方法」についてご紹介します。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。