もしものときの災害に備える家づくり~台風編②~
日本は台風大国と言われるくらい、毎年大きな台風が上陸し、その爪痕を残していきます。
2019年には「かつてない被害をもたらす規模の台風」が10日と空けずに二度も上陸しました。
その被害は千葉県の房総地方の自治体に大きな被害をもたらし、特に屋根の損壊や風による家屋の損壊は連日ニュースにもなったほどです。
台風シーズンは繰り返しやってきます。
もしものときの災害の備えるためには、何をしたらいいのでしょうか?
台風による被害、台風が来る前にやっておくこと、台風通過後の重要なチェックなどについて知っておきましょう!
台風の「後」が家の明暗を分ける理由
台風が通過してホっとするのもつかの間、実は台風通過の「後」の方が家の明暗を分けるのです。
それは台風襲来後に「わずかな損傷」です。
外的のひび割れや剥がれ、瓦の欠損やがたつきなどを見過ごすと、やがて劣化し、次の台風のときに破損や雨漏りの原因となるケースも多々あります。
台風が通過したら家の外側などをよくチェックし、損傷を見逃さないようにすることが、次の台風が来たときの被害を予防できます。
屋根の定期点検を受けた後に台風が来た場合でも、損傷を受けないとは限りませんので、油断せずにチェックしておくことをおすすめします。
また、屋根だけでなく、雨どいなども破損しやすい箇所なので合わせてチェックしましょう。
台風に強い家づくりとは?
毎年のようにやってくる台風から逃げられないのであれば「台風に強い家づくり」をするしかありません。
台風に強い家づくりにするためのポイントをまとめました。
・日頃から家の弱点を把握しておく
多くの被害は、家の点検やメンテナンスを怠っていたことに起因します。
家の点検をしてもその結果を把握していないケースもあります。
点検記録は残すようにしておき、家の弱点を把握しておきましょう。
・雨戸やシャッターをチェックする
雨戸やシャッターは雨風から家屋を守るものです。
劣化していると、強風に負けてしまい、外れたり飛ばされたりするケースがあります。
必要であれば風に強い構造の雨戸やシャッターに取り換えるとをおすすめします。
・瓦屋根から災害に強い屋根に変える
劣化した屋根瓦は自宅はもとより、周辺住宅へ被害をあたえるリスクも増大します。
災害に強い補強をすることや、災害に強い屋根に変えることにより、周辺へのリスクは低減し、家の防御力がアップします。
自己判断せず、一度ハウスメーカーや不動産業者に相談をし、台風に耐えうる屋根であるかを診断してもらいましょう。
業者を選ぶ時は、自宅を建てる時に関わった業者や、口コミなどで信頼度の高い業者に相談してください。
台風に備える家づくりまとめ
台風に備える家づくりのポイントをまとめました。
・台風によって家がどんな被害を受けるのかを知る
・台風の風で家が壊れないように台風前は外のものをしまうなど対策をする
・台風後に被害がなくても屋根が外壁をチェックする
・劣化した箇所は台風に強い素材でリフォームするか補強をする
・家の点検はこまめに実施し、予防としてハウスメーカーなどに相談をする
台風の季節が過ぎても、予想外の強風や豪雨、豪雪に見舞われる年もあります。
あらゆる気象災害に対応できる丈夫な家づくりを心掛けておきましょう。
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