太明コラム

もしもの備えは大丈夫?【災害備蓄編】

古くは関東大震災から、阪神淡路大震災、東日本大震災、近年の未曾有の台風被害など数多くの大災害に見舞われてきた日本人は基本的に防災意識が高く、
特に東日本大震災以降は、どの家庭にも「非常袋」が常備されるようになってきました。
今では当たり前のように存在する「非常袋」ですが、中身は本当に「非常時に耐えられる備え」がされているのでしょうか?
ここでは、台風接近時を想定とした、災害備蓄と避難時の防災情報などについてまとめてみました。

【もしもに備えた災害備蓄編】
台風の規模や接近情報はテレビやネットニュースなどで常時確認ができるため、余裕をもって準備することが可能です。
まずは、水や食料のリスト、そして非常用に必要な生活用品リストを見てみましょう。

 

非常用の水・食料リスト

非常用の水や食料は、非常袋に入れておくものと、家に常備しておくものをご紹介します。

(非常袋に入れておくもの)
*非常袋に入れる水や食料は3日分(72時間分)が目安です
・飲料水1リットル
・乾パンやクラッカー
・レトルト食品・缶詰
・粉ミルク・哺乳瓶
・缶切り・ナイフ
・鍋・水筒

(その他常備しておく食料)
日頃から余分にストックしておく食料です。
・米2キロ
・主菜副菜となるもの(カレー、パスタソース、カップヌードル)
・日持ちする野菜(ジャガイモ・玉ねぎ・乾燥ワカメ・乾燥スープ)
・ビタミンの採れるもの(果物の缶詰・ドライフルーツ)
・甘味(チョコレート・ビスケット・キャラメル)

 

非常用生活用品リスト

食料と同じく非常袋に入れておきたい生活用品をは以下の通りです。
非常袋に入りきらない場合は、食料品と日用品を分けるなどの工夫も必要です。

(医薬品)
・家庭の常備薬
・持病の薬
・予備の眼鏡
・ばんそうこう

(衣類)
・タオル
・下着
・寝袋になるもの
・雨具

(日用品)
・懐中電灯と予備電池
・スマートフォンの充電器
・携帯ラジオ
・カセットコンロ(ガスボンベ)
・ライター、マッチ、ロウソク
・軍手
・ロープ
・使い捨てカイロ
・ティッシュ
・トイレットペーパー
・サランラップ
・おむつ
・生理用品
・マスク
・ウエットティッシュ
・筆記用具
・アルミホイル
・厚手のゴミ袋
・スリッパ
・古新聞

この他に赤ちゃんや小さなお子さんがいる家庭では、落書き帳や絵本、なじみのあるおもちゃなどを入れておくと良いでしょう。

 

災害時実際に役立った便利なアイテムを紹介

非常袋に用意はしたけど、全てのアイテムが有効に役立つとは限りません。
実際に被災した人が「これはあって便利だった」というアイテムも紹介します。

・耳栓
万が一避難所生活になってしまった場合、耳栓が大変役に立ったという声があります。
不安が高まる中、ざわついた避難所で寝泊まりする時に、耳栓で外部の音をシャットアウトすることにより、体を休めることができたという話です。
避難所生活のストレスを軽減するためにも、耳栓を非常袋に忍ばせておくのも良いでしょう。

・キャリーバッグ
キャスター付きのキャリーバッグは重いものを運ぶ際に役立ちます。
例えば断水時、給水車から水をもらうときにタンクを運搬する際や、10キロ以上の荷物を運搬しなければならない時などに非常に便利です。
購入する際は、リュックにも早変わりできるタイプのキャリーバッグが推奨されています。

災害は毎年起こる可能性があるという危機意識を持ち、備蓄のチェックを怠らないことで「もしも」の時に役立ちます。

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