たいめいる

たいめいる vol.52 2015年2月号

品川区の建具屋太明が毎月発行しているフリーペーパー「たいめいる」
「たいめいる」は地域の方やお客様にお配りしているフリーペーパーです。

Web版「たいめいる」2015年2月号をお届けします。

今月の表紙

表紙を飾るのは、カメラが趣味の社長が撮影した今月の1枚。

江ノ電10系レトロ車両 たいめいる2015年2月号

江ノ電10系レトロ車両
明治35年9月、江ノ電は藤沢〜片瀬間で産声をあげ、その後は鎌倉まで延長されて100余年。現在では、古都鎌倉・湘南藤沢・江ノ島を走ります。沿線は変化に富んだ町並みで、季節には紫陽花の花が車窓を飾ります。


コウジーコーナー vol.58 玄関引戸を1日で簡単リフォーム

S様から古くなった玄関引戸を新しくしたいとのご依頼をいただきました。今回は、玄関ドアを1日で交換できる「リシェント」のご提案をしました。

品川区の建具屋太明,施工例,簡単リフォーム,コウジーコーナー

スタッフコラム

休日にいかがでしょう vol.9
冬こそ登りたい沼津アルプス(登山)

冬のアルプスなんて言うと、白い雪に覆われた銀世界。

雪山の装備と技術がなければ、とても近づくことができないと思いがちですが、冬だからこそ楽しめる小さなアルプスが、JR西大井駅から約2時間半、静岡県の沼津市にあるんです。

日帰りで登れる低山の山頂をつないで歩くことができて、地元の人にも広く愛されている「沼津アルプス」は、沼津市内に位置する香貫山から南へ続く7つの山が続いています。

最高峰は標高392mの鷲頭山と低山ですが、急なアップダウンも多く、なかなか歩きごたえのあるコースです。

品川区の建具屋太明,たいめいる

「沼津アルプス」の特徴は、ひとつの山を登り、下ってはまた登り。とにかくアップダウンが続きます。

しかし、稜線に向かって登っていく合間では、木々の緑のトンネルから差し込む光が気持ちいいですし、そこを抜けると、眼下に駿河湾が広がり、彼方には富士山や南アルプスという素晴らしい眺望が待っています。

また、途中でふもとに降りられるので、体力や時間と相談しながらのルート選びができます。ホームページでは、香貫山から南下していくルートが紹介されていますが、その逆で香貫山へ北上していくと、富士山に向かって歩けるのでオススメです。
(太田 敏明)


読書のススメ vol.34
商店街はなぜ滅びるのか 〜社会・政治・経済史から探る再生の道〜
新 雅史/著 (光文社新書)

品川区の建具屋太明,たいめいる

この本は、日本社会において、どのように小売店から商店街という理念を成立させたかを、歴史に沿って、政治・経済の観点から説明しています。

元々は、誰でも手軽にできた日常品(食べ物、雑貨)などの商売を始める人が増え、金額の安定や町の繁栄のためにルール決めがなされ、商店街ができてきました。

現在の日本は、大型ショッピングモールやコンビニが店舗を増やし、それによって商店街がなくなっているように言われております。しかし実際は、激しい社会の流れの中で、個々の自営業者が「事業承継」や「消費者のニーズ」などに対応することができなかった結果、その集合体である商店街も衰退の一途を辿っているのが現実です。

それでは、本当にこの「商店街」とは滅びることを待つだけのものなのでしょうか? いいえ!私は、そうは思いません。

なぜなら、地域の中で商売をすることは、究極的に「地域を共に快適な場所にしていく」ということだと思うのです。

町会という仕組みもありますが、商店街はそれぞれの店の「商売の得意分野」があり、より一層、地域に貢献できる可能性を秘めています。

また、本の中でも、東日本大震災の時、ショッピングモールに比べ、商店街は単なる消費を目的とした商業集積地域ではなく、人々の生活への意思が溢れている場所になっていたと書かれています。

太明もこの品川区二葉で67年間お世話になっております。

今年は、品川区でも「まちゼミ」というイベントも行われます。

まずは、自分たちが考え、動き、商店街の再生や地元の活性化、そして一人ひとりが笑顔で安心安全に過ごせるように、取り組んでいきたいと思います。(開陽丸 武明)


編集後記

コンビニで若い店員さんから「機械の洗浄中です。ごめんなさーい」と言われました。うーん、ごめんなさーい…すみません。申し訳ございませんなど…お詫びの言葉にも色々ありますが、お店の形態、お客さんとの関係性などで、しっくりくる言葉があるような気がします。(太田 敏明)

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