新コーナー1回目となる今回は、ちょうど6月から7月にかけて、
今の季節「梅雨」と「建具」の関係について紹介してみます。
さっそくですが、みなさんに質問です!
「ジメジメした湿気が建具の大敵って知ってますか?」
例えば引き戸、ひっかかりが出て、戸が重くなり開け閉めしづらくなります。
無理やり開けようとすると、キズがついてしまうことも…
木は生き物なので、湿気を含んで伸び縮みをするんです。
でも、最初のうちなら、カンナで建具を削って調整をすることで
枠に収まるよう、簡単に直せるんです。

続いては、開き戸。
蝶番(ちょうばん※)の位置をずらしたりすることで、
簡単に建付の調整ができます。

※ 蝶番とは、開き戸や箱のふたなどを開け閉めできるように取付りける金具のこと。2枚の金属板と1本の回転軸からなり、形が蝶に似ているので「蝶番」と呼ばれています。現在は「丁番」と記載することが多いです。
「ちょっと動きが悪いなあ…」と気付いた時なら、すぐに直せる建具。
でも、そのままにしておいたら、ドア本体を交換しなきゃなんてことにも…
生きているからこそ、梅雨の湿気の影響で伸び縮みする木。そんな木から作られた建具、正しいお手入れとケアで大切に使ってあげてください。
建具の動きが悪いな…と思ったら、とりあえず太明に、
どんなことでも、お気軽にご相談ください。