たいめいる

たいめいる vol.63 2016年1月号

品川区の建具屋太明が毎月発行しているフリーペーパー「たいめいる」
「たいめいる」は地域の方やお客様にお配りしているフリーペーパーです。

Web版「たいめいる」2016年月1号をお届けします。

今月の表紙

表紙を飾るのは、カメラが趣味の社長が撮影した今月の1枚。

陽光に照らされる燕の御茶屋 たいめいる2016年1月号

陽光に照らされる燕の御茶屋
陽光まぶしい浜離宮恩賜庭園内の「燕の御茶屋」(2015年復元)は、江戸時代の庭園として造成されました。東京湾から海水を取り入れ、回遊式築山泉水庭、将軍家の別邸、浜御殿として人気を博し、内外から多くの人が来園しています。


<h2>コウジーコーナー vol.69
店内が見えない…蔵戸の格子撤去</h2>

伝統的な建具で、重厚感や味わいがある「蔵戸」。飲食店の入口で使用するには、通りから店内の様子が見えないということで、格子の部分を撤去してほしいとのご依頼をいただきました。

品川区の建具屋太明,施工例,蔵戸の格子撤去,コウジーコーナー

スタッフコラム

休日にいかがでしょう vol.16
犬に名前をつける日(映画)

我が家には18年間も一緒に過ごした犬(ボブ)がいました。

亡くなってもう11年になりますが、命日になればボブの大好物だった「さつまいも」を蒸かし、おいもを頬張りながら家族みんなでボブを想います。

犬と一緒に暮らしている家は、お客様でもたくさんいて、現場で作業をしながらもついつい犬の頭をなでたり、甘噛みをさせて遊んだり、犬のいる生活は良いなあとしみじみ感じてしまいます。

そんななかで出会ったのが映画「犬に名前をつける日」。愛犬を重い病気で亡くした山田あかね監督が、大先輩に「悲しんでばかりいないで、犬のために映画を撮りなさい」と励まされ、「犬の命」をテーマに撮影した作品です。

犬を好きな人はたくさんいるのに、毎年、まだ名前のない何万頭もの犬たちが殺処分されています。その一方で、動物愛護センターに持ち込まれた犬や猫の里親探しをする「ちばわん」さん、シェルターで1,000頭以上の犬と猫を保護し、震災後は福島原発20キロ圏内から1,400頭のも犬猫を救出した「犬猫みなしご救援隊」さんの活動を知れます。

映画のコピーには「犬の幸せはどんな人に出会うかで決まる」とありますが、犬たちには飼い主を選ぶことができないんですよね… 高齢になり世話ができなくなった老夫婦の犬を施設で預かり、月に1回その犬を連れて会いに行くシーンがあります。

そのバスの到着を今か今かと待つ老人、再会後たくさん甘えて幸せそうな犬、そしてまた…涙を浮かべ見送る姿には心を揺さぶられます。ずっと一緒にはいられないけれど、犬も人間もお互いの存在に支えられていることを改めて感じるととも、1頭でも多くの命がつながれ、新たに出会った人にたくさん愛され、どの犬たちもどうか幸せでありますように。

犬に名前をつける日 公式サイト

(太田 敏明)


読書のススメ vol.44

コミック版 たった1分で人生が変わる片づけの習慣

原作/小松 易  脚本/青木 健生  マンガ/小田ビンチ (KADOKAWA)

品川区の建具屋太明,たいめいる

今回は、太明のオフィスの片づけをサポートしてくださった、日本初のかたづけ士の小松易(やすし)さんの「たった1分で人生が変わる 片づけの習慣」コミック版の紹介です。

以前のたいめいるでも書いたように、「片づけるということは、過去に経験したことや体験したことに、『かたをつける』ことです。」という部分が、自分は一番心に残っていて、コミック版ではその再確認はもちろんのこと、新しい発見がありました。

今回のコミック版では、営業成績は万年最下位、部屋もデスクも散らかりっぱなしの田丸さんという女性が、街中で偶然出会った小松さんをモデルにした「かたづけ士」の吉竹さんと出逢い、片づけの指導を受ける事で変化していく姿が描かれています。

新しい発見というのは、オリジナル本では理論的に読んでいた部分が、コミック版になり、キャラクターを通して、ストーリーを読むことで、より自分もその過程と結果をイメージしやすくなったことです。最近ビジネス本のコミック版が多く出ているのも、こういった実用性を意識しているのかもしれませんね。

「片付けをしているヒマなどない」のではなく、「片付けをしないからヒマがない」ことに気付いて、今年も1年スッキリとした環境と心持ちで過していきたいものです。(開陽丸 武明)


編集後記

品川区の建具屋太明,たいめいる

映画「母と暮せば」の山田洋次監督の特番で、平成生まれの女優・黒木華さんに、お米や卵が夢のような食べ物だった時代や情景を想像して演じて欲しいと伝えるシーンがありました。戦時中は旧満州で飢えに苦しみながら生きてきた監督だから伝えられる言葉ですね。(太田 敏明)

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